皆さんは、不安症や心配性と聞いてどのように考えますか?
真面目、何に対しても心配する、気が小さい、石橋を叩いて渡る、優柔不断など・・・。
人にはそれぞれカラーがあって、個性がぶつかり合うことで相乗効果が生まれます。
今回はその「心配性」「不安症」をテーマにしました。
是非、ご一読ください。
「心配性」の人の特徴
何事にも細かく考え、「こうなったらどうしよう」と、考え過ぎる。
真面目で、慎重に物事を進める。
心配した分だけの結果を実績として残す。
生活には支障がない程度の慎重さ。
発表会などがあっても、結果的には最後までやり遂げる。
「不安症(不安障害)」の人の特徴
動悸やめまい、過呼吸が起きて倒れてしまう事がある。
生活に支障が出てくることが多くなる。
症状が6ヶ月以上続く。
物事に対してだけではなく、漠然とした不安に駆られる事がある。
不安などで不眠症になることもある。
心配が原因で、外出できなくなることもある。
不安症(不安障害)は遺伝するのか
日本の文献では、30〜50%、海外ではPTSD(Post-Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)も含めて30〜60%遺伝素質があると言われています。
ただ、必ず発症するわけではなく、環境や経験にも左右されると言われています。
例えば、もともと不安になりやすい性格の傾向があったり、神経質であったりするなどです。
環境の影響も大きい
遺伝以外に以下のような環境要因も大きく影響します。
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幼少期のトラウマやストレス体験
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家庭環境(過干渉、過保護、不安をあおる親など)
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学校やSNSなどでの人間関係
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慢性的なストレスや生活不安
不安症(不安障害)の人には配慮を
私の知り合いにもパニック症(パニック障害)の人がいたのですが、
その方がおっしゃるには、辛い想いをしたことがあり、その出来事がフラッシュバックすると、過呼吸が起きたと言います。
漠然とした不安にも駆られ、それが引き金となり、発作が起き、そのうち発作が起きることが怖くなり、外出を控えるようになったそうです。
また、不安症を発症して後に会食障害にもなったそうです。
こうしてみると、PTSDにも似た症状だと思いました。
PTSD(Post-Traumatic Stress Disorder:心的外傷後ストレス障害)とは死の危険に晒されるような強烈なショックや恐怖を受けた時などが原因で生活に支障が出てくるものです。
死を覚悟する程ではないにしても、発作が出て苦しい時は、
「自分はこのまま死ぬんじゃないか」という恐怖にも駆られたそうです。
なかには、そのまま失神してしまう方や酷い時には本当に心肺停止してしまう方もいるそうです。
不安症(不安障害)が原因で不登校になったお子さん、親御さんへ
まずは、心を休めてゆっくりして下さい。
無理せず、自分のペースでいいんです。
朝の太陽は、大切な心に充てる光です。
朝日をなるべくでいいので、浴びられる時間に起きましょう。
少しは気分が落ち着くかもしれません。
最初から、何もかもできる人なんて誰もいません。
ゆっくりでいいので試してみて下さいね。
親御さんは、お子さんのことも心配だと思いますが、どうかご自身を責めないでください。
最後に
どのような障害も、誰もがなるかもしれないものです。
絶対にないなんてないのです。
お互いを尊重し理解し、助け合える世の中にもっとなれば、
偏見や差別などもなくなってくるのではないでしょうか。
それは私たち一人ひとりの心の持ちよう一つで変わることだと思います。
不登校などで、生きづらさを感じているお子さんがいたら、
やさしい気持ちで見守ってあげて下さいね。
また、悩んでるご家族がいらしたら手を差し伸べてあげて下さい。
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