
先日とある記事を見つけました。
ショートスリーパーは遺伝的なもので、自発的にショートスリーパーなれるものではないとのこと。
実は最近、眠る時間は遅いのに、起床時間が早いことが多くなり、
加齢とともに、ショートスリーパーになったのかな?
と思っていたところだったので、タイムリーだなと感じました。
まだまだ、睡眠についての研究は足りていない部分もあるそうですが、今回その事柄を記事にしました。
睡眠不足と感じている方や不眠症の方に読んだ頂けたらと思います。
■ショートスリーパーとは?本当に存在するの?
「うちの子はショートスリーパーなのかも?」「最近、寝つきが悪くて辛いって言ってるけど、大丈夫?」
そんな悩みを抱える保護者の方は少なくありません。しかし、「ショートスリーパー」と「不眠症」はまったく違うものです。そして、自発的にショートスリーパーにはなれないことをご存知ですか?
ショートスリーパーとは、遺伝的に短い睡眠時間でも日中の活動に支障が出ない人のことを指します。
ただし、これは非常に稀なケースで、全人口の1%以下と言われています。
子供が「4時間しか寝なくても平気そう」と見えても、それは本当に大丈夫なのでしょうか?
■不眠症との違いとリスク
不眠症は、必要な睡眠時間を確保できていない状態が続くことで、生活や精神に支障をきたす病気です。
ショートスリーパーとは異なり、不眠症の子供たちは夜に眠れない・途中で起きてしまう・朝早く目が覚めてしまうなどの症状を訴えます。
その結果、
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集中力の低下
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思考力の低下
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成長ホルモンの分泌の妨げ
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レプチン(満腹ホルモン)の減少による肥満のリスク
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生活習慣病のリスクの上昇
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うつ病のリスク増加
など、さまざまな心身への影響が現れることが分かっています。
■不眠がもたらす子供のうつ病と不登校
不眠症によって十分な休息が取れないと、子供は日中の活動に支障をきたし、学校へ行くことすら「辛い」と感じるようになります。
最近では、睡眠障害からうつ病を発症する子供も増えており、これが不登校の原因のひとつとしても注目されています。
■原因はブルーライト?夏休みの生活の乱れ?
不眠症の原因はさまざまです。
現代の子供たちに特に多いのが、「ブルーライトの長時間照射」です。
夜遅くまでスマートフォンやタブレットを見ることで、脳が覚醒状態となり、眠りにつきにくくなります。
また、夏休み中の夜更かしや昼夜逆転など、生活スタイルの乱れも不眠の引き金になります。
■生活リズム改善のためにできること
子供たちの睡眠の質を改善するためには、以下のような取り組みが効果的です。
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枕や寝具の工夫で快適な睡眠環境を整える
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就寝2時間前のデジタル機器の使用を控える
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ビタミンB群やトリプトファンなど、睡眠の質を良くする栄養素を摂る
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朝日を浴びて体内時計をリセットする
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睡眠時間を記録して、生活の中で改善点を見つける
■ステラBASEで生活リズムを整えよう
名古屋市千種区のフリースクール「ステラBASE」では、生活リズムの見直しや学習サポートだけでなく、こころのケアにも力を入れています。
不登校や生活リズムの乱れに悩む子供たちが、自分らしく、そして無理なく社会と関わっていく第一歩を踏み出せるようサポートしています。
■まとめ
ショートスリーパーと不眠症は別物であり、子供が「睡眠時間が短くても大丈夫そう」に見えても、実は見えないところでこころや身体が悲鳴をあげている可能性があります。
不眠を放っておくことで、うつ病や肥満、学力の低下など様々な問題を引き起こすため、早めの対応が重要です。
今こそ、子供の「当たり前の生活リズム」を見直し、こころと身体の健康を守ってあげましょう。
ネット社会になってブルーライトに照らされる頻度が多くなり、不眠症の方も増えている時代ですが、
睡眠の質を考えて必要な栄養素を摂ったり、枕を変えたり、今一度生活スタイルを見直すのも良いかもしれません。
もちろん、成長期のお子さんたちは睡眠中に成長ホルモンも分泌されるので、
身長が低いのは嫌だ、伸ばしたいと思っているお子さんは規則正しい生活を心がけるようにしましょうね!
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