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こころノート

不安を言葉にする練習——親子でできる“こころノート”

新学期は子供たちにとって、期待と同時に不安も大きくなる時期です。
「うまくいくかな」「友達と大丈夫かな」——こうした気持ちを抱えていても、子供自身がうまく言葉にできないことはよくあります。
そんなときに役立つのが、親子で気軽に取り組める“こころノート”です。




不安を言葉にする練習——親子でできる“こころノート”

新学期は子供たちにとって、期待と同時に不安も大きくなる時期です。
「うまくいくかな」「友達と大丈夫かな」——こうした気持ちを抱えていても、子供自身がうまく言葉にできないことはよくあります。気持ちをため込んでしまうと、不安はますます膨らんでしまうものです。

そんなときにおすすめなのが、親子で気軽に取り組める“こころノート”。毎日ほんのひとこと、気持ちや出来事を書きとめるだけの習慣です。


どうして「言葉にする」ことが大事?

人は、頭の中でぐるぐる考えていることを言葉にすると、心の整理がしやすくなります。
子供にとっても、「楽しかった」「不安だった」と表現することは、自分の気持ちを認め、安心することにつながります。
また、親からすると、子供の小さなサインに気づきやすくなるというメリットもあります。


“こころノート”のはじめ方

準備はとても簡単。お気に入りのノートや小さなメモ帳を一冊用意するだけで大丈夫です。
毎日一行でもよく、「今日の気持ち」「できたこと」「ありがとう」といったテーマを決めると書きやすくなります。
文字を書くのが苦手な子は、絵や色で気持ちを表しても構いません。「今日は青の気分」「笑ってる顔を描いた」——それだけでも立派な表現です。


親子での工夫

大切なのは、親も一緒に取り組むことです。親が隣で書いている姿を見ると、子供も安心して取り組めます。
また、「見せるかどうか」は子供に任せるのがおすすめです。無理に見ようとせず、子供が「見てほしい」と言ったときにだけ目を通しましょう。
書いた内容については否定やアドバイスを避け、「そう思ったんだね」と受け止めることが、安心感を育てます。


続けるためのポイント

習慣にするためには、無理のないペースが大事です。
「寝る前の5分」「夕食後のひととき」など、決まったタイミングを選ぶと続けやすくなります。
もし書けない日があっても気にしなくて大丈夫。数日分をまとめて書いたり、気分が向いたときだけでも十分です。
ノートがたまってきたら、ときどき一緒に振り返ってみましょう。「こんな気持ちもあったね」「こんなことができるようになったね」と成長を感じられる時間になります。


まとめ

“こころノート”は、親子で簡単に始められる「心のトレーニング」です。
子供は安心して気持ちを表現でき、親は子供の気持ちを理解する手がかりを得られます。
毎日の小さな積み重ねが、子供の自己肯定感を育て、親子のつながりを深めていくでしょう。

「今日も書いてみようか」——そんな声かけから、親子で心の成長を一緒に育ててみませんか。

 

 

 

 

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