
皆さんは本というと何を思い浮かべますか?
私はこの時期だと読書感想文を思い浮かべます。
夏休みには読書感想文で最初は感想を書いているのですが、いつの間にか段々とあらすじを書いていっていることが多々ありました。
今回は本に関することがテーマです。
是非、ご一読ください。
〜夏休みこそ、子供の心が動き出すチャンス〜
この時期は、子供たちにとって「自由時間」がたっぷりある貴重な期間。特に、学校に行っていない子供にとっては、「自分のペース」で過ごせる時間が確保される、心のエネルギーを充電できる大切なシーズンです。
そんな夏休みにぜひ取り入れてほしいのが、読書。
しかもただ読むだけでなく、アニマシオンという方法を取り入れると、子供の興味や感情が自然と動き出します。
そもそも「読書アニマシオン」って何?
「アニマシオン(Animación)」とは、スペイン語で「活動を活性化させる」「いのちを吹き込む」といった意味があります。
つまり、「読書アニマシオン」とは、ただ文字を追うだけの読書ではなく、本を通して想像力を広げたり、感情を動かしたり、対話や表現活動に繋げる読書活動のことです。
例えばこんな活動があります:
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読んだ物語の続きを子供が自由に考えてみる
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絵本の登場人物になりきってセリフを言ってみる
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本の中で見つけた「お気に入りのことば」をノートに書いてみる
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物語に出てくる料理を実際に作ってみる
こういった「遊び心のある」取り組みを通して、読書は静かな体験から心が動き出すアクションへと変わっていきます。
読書のメリット:不登校の子供たちにとっての特別な力
「うちの子、本なんて読まないから…」と感じている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫。読書は「始め方」で好きになるものです。そして、無理をしなくていいのが読書のいいところ。好きな本を、好きな時に、好きなだけ読めばいいのです。
読書には、以下のようなメリットがあります:
1. 自分の世界を広げる
学校に通っていなくても、本の中にはさまざまな「世界」があります。自分とは違う価値観や生き方にふれることで、視野が広がります。
2. 感情の整理や共感が生まれる
登場人物の気持ちに寄り添うことで、「こんな気持ち、自分にもあるかも」と感じられます。自己理解や感情の整理に繋がることもあります。
3. 成功体験になる
「一冊読み終えた!」という経験は、小さくても大きな自信になります。不登校の子供にとって、「できた!」という感覚はとても大切です。
夏休みにオススメの読書アクティビティ
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「10分読書」チャレンジ:毎日10分だけ読む時間をつくる。短くてOK。
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「気になる言葉ノート」:気に入ったセリフや単語を集めて、自分だけの宝物に。
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「親子で一緒に読む」:1ページずつ交代で読んでみるのも楽しい!
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読書のあとに感想を絵で描く:文字ではなく、絵や色で表現してOK!
最後に:読書は心の居場所になる
学校に行けない、集団が苦手、外に出るのがつらい…。
そんな日々を過ごす子供たちにとって、本は自分だけの心の居場所になることがあります。
「本の世界に入ることで、少しだけ心が軽くなった」
そんな小さな変化が、次の一歩につながっていくこともあるのです。
保護者の方にとっても、子供と一緒に読書を楽しむ時間は、新しいコミュニケーションのきっかけになるかもしれません。
どうか焦らず、無理せず、ひとつの「体験」として、読書を楽しんでみてくださいね。
夏休みの読書が、子供たちの心に優しい風を届けてくれますように。
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