近年、不登校の生徒の増加が深刻化しています。
それと共に、学校に「行く」ことだけが正解ではないという
意識も広がりつつあります。
学びの多様化も進み、学び方も一つではなくなり、
「自分のペースで」「安心して」学べる場所が求められています。
そこで、オンライン学習が可能な通信制高校の役割が注目されています。
特に、大学附属校による通信制課程の設立は、「学びの質」と「柔軟さ」を
両立させる新しい流れとして、注目されています。
今回はその中でも、「中京大学附属中京高校通信制課程」を紹介します。
学校紹介
学校名
中京大学附属中京高等学校 通信制課程
所在地
愛知県名古屋市昭和区川名山町122
開講コース
特進コース・国際コース・進学コース・通信制課程
スクーリング
年8日(夏季4日・冬季4日)+イベント授業・試験など年間約20日
入学時期
新入学:4月/転入・編入:随時
学費
年間135,000円~(就学支援金適用時)
学費支援
国および愛知県の就学支援金制度あり
所属大学
中京大学(高大一貫校)
中京大学附属中京高等学校は、
長い歴史と実績を持つ私立高校として、スポーツや学問の両面で多くの優れた人材を輩出してきました。
通信制課程は、その伝統を受け継ぎつつ、「世界で活躍する生徒たちの学びを支える」という新しい理念のもとに誕生しました。
通信制課程の特徴
柔軟な学習スタイルで自分のペースを大切に
中京大学附属中京高等学校の通信課程の大きな魅力の一つは、柔軟な学習スタイルです。
インターネット環境を活用したオンライン学習を中心に、自分のペースで学習を進めることができます。授業は学校独自のeラーニングシステムとスタディサプリを併用して行われます。
動画や確認テストも行われ、着実に学びを進めることができます。
仲間との交流やスクーリングの重要性
教材も課題もデジタル化されているため、遠方や海外からも受講可能です。
また、年2回(夏・冬)のスクーリングも行われ、日頃、一人で孤独と向き合いながら、勉強に励む生徒にとって、仲間との交流や、教師と対面で授業を受けることができる貴重な機会です。
特に中京大学附属中京高等学校の通信課程はスポーツや文化・芸術活動に積極的に励んでいる生徒を対象としています。日々の練習や活動スケジューに合わせた学習ができるところが、特色の一つです。競技や表現活動に専念しながら、高校の卒業資格を取得することができます。
「学校に合わせる」学び方ではなく、「自分の夢に合わせて」学びを進めることができます。
柔軟な学習スタイルと高い学習サポートの両立は、これからの教育の新しい形といえます。
サポート体制
中京大学附属中京高等学校の通信課程では「一人ひとりの学びを見守るサポート体制」が整っています。
通信制高校のイメージは「孤独と向き合う」学習を想像されがちですが、この学校では、教師によるきめの細かいサポートが受けられるため、生徒が安心感を持って学習することができます。
また、ICTを活用した学習システムの導入により、学習を自分のペースで進められる点は生徒に「孤立感」を与えずに、学習できる環境を提供しています。
生徒の中には、海外を拠点に活躍している人もいるため、インターネットを通して、いつでもどこでも質の高い教育を受けることが可能です。
もう一つの強みは、中京大学の附属校という点です。全日制の生徒と同様に、進路指導も受けることができ、希望すれば、中京大学の内部進学も可能です。
また、経済的な面では、国、および愛知県の就学支援金制度も利用することができます。
通信制課程は、学習面などを支援するサポート校を併用しないため、授業料以外の負担が少なくすみます。
生徒の学習の質を保ちながら、生徒一人ひとりに寄り添う支援体制が整っています。
教育理念、スポーツ、芸術教育の特色
中京大学附属中京高等学校通信制課程の教育方針には、「知・徳・体の調和のとれた人間形成」という、中京大学附属校としての理念が息づいています。
単に学習をして、高校卒業の資格を取得するためではなく、人間としての成長や生きる力を育てるという点は、全日制課程も通信制課程も同じ目標を持っています。
これまで多くのアスリートや文化人を輩出してきた経験を、通信制課程も受け継ぎ、魅力ある人材の輩出に力を注いでいます。
学問と活動の両立を支えるために、オンラインでの授業のほかに、対面スクーリングや面談の機会を設けて、生徒一人ひとりの夢や目標に向かっての学習を支援する、「寄り添う指導」が行われています。
スポーツ・文化・芸術に取り組む生徒は、日々の活動それ自体が学習であり、学校教育そのものです。
中京大学附属中京高校では活動も学びの延長線上にあるとする、柔軟な考えのもと、時間割や課題を工夫しています。
また、「高大一貫」のメリットである、大学との連携授業やオンライン講座への参加機会もあり、高校生の早い段階から、大学的な学びに触れることができます。
これは「学びの継続性」を実感できる貴重な機会です。
中京大学附属中京高等学校通信制課程は学力の定着だけではなく、自分の興味や得意な分野を伸ばしていく教育を通して、「生徒の可能性を信じる」という理念の実現に向けて、新しい教育の形を提案しています。
入学制度について
中京大学附属中京高等学校通信制課程では学びの多様化の対応をするために、新入学・転入学・編入学の全てに対応しています。他の高校に在籍している生徒も随時、編入の相談が可能です。試験は書類審査と面接によって行われます。生徒一人ひとりの状況を聞きながら、無理のないスタートをサポートしてもらえます。
また、生徒一人ひとりの背景も様々です。スポーツや芸術活動に専念している生徒もいれば、海外を拠点に活動している生徒もいます。その他、体調や人間関係に悩み、通学が難しかった生徒など様々です。
そうした生徒たちに合わせて学べる環境が整っています。
中京大学附属中京高等学校通信制課程は「学校に合わせて学ぶ」のではなく、「自分に合った学び方で学ぶ」ーーそんな考えを持った方に合った「学びの場」です。
通信制高校で学ぶ意義と可能性
通信制高校は単に、学びの機会を逃してしまった生徒の「逃げ場」ではありません。
そうではなく、その生徒のペースや特性を尊重しながら、学びを再構築できる新しい教育の形です。
中京大学附属中京高等学校通信制課程は学びを諦めたくない生徒を応援しています。
「学校に行けなかった」生徒も課題に取り組み、達成感を味わうことで、自己理解や自分を見つめ直す機会になっていき、自信を取り戻しています。
また、オンライン授業やスクーリング授業を通して、同じ悩みを持つ友人とつながり、目標を見つけ、再び学び始めています。
今までの自分を乗り越えて、新しい自分に出会える環境が整った「学びの場」です。
学びの多様化がもたらす未来
これからの学びは一つの正解にとらわれない柔軟さを求めています。
そして、多様な価値観を尊重していく時代です。
そうした中で、通信制高校の果たす役割は益々大きくなると感じます。
学ぶ時間も場所も形も自由、その中で、自分で選び、考え、行動する力が育ちます。
中京大学附属中京高等学校通信制課程は、そうした「自立した生徒」を陸続と輩出し、今、注目を集める存在となっています。
最後に
中京大学附属中京高等学校通信制課程は「学びの自由」と「質の高い教育」を両立させた、新しい高校の形です。
教育の形はひとつではない時代になりました。「学校に合わせる」のではなく、「自分に合った学び」を選べる時代です。
フリースクールで過ごすみなさんにも、このような新しい学びの場があることを知っていただき、自分の夢に向かって、自分のペースで自分らしい学びを積み重ねていけるよう、願っています。
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